電動ベッドの点検についてのお願い
昨今、電気用品に関わる発火事例が報告されておりますが、一般に長期使用された電気用品は、電気部品の劣化などにより発火や故障などのリスクが高まります。
医療・介護用の電動ベッドも長期使用により、コード類や電気部品(電解コンデンサなど)が劣化し、発煙や火災につながることがあります。機器の内部や電源プラグに埃や水分が浸入すると短絡(ショート)やトラッキング現象が生じ、発火に至る可能性もあります。また、故障状態のまま使用しますと、誤作動や不作動の原因にもなります。
医療・介護用電動ベッドを安心してご使用いただくため、定期的な点検など適切な保守をしていただけますようにお願い申し上げます。また、以下の例のような異常を少しでも感じられた場合は、すぐに使用を中止し電源プラグをコンセントから抜いてください。
火災につながるモータや電源コード・プラグの異常が疑われる現象の例
- 手元スイッチのボタンを押してもベッド(モータ)が動かないことがある
- ベッド(モータ)が動いたり、動かなかったりすることがある
- モータから異常な音や振動がすることがある
- モータが異常に熱かったり、焦げくさいにおいがすることがある
- 電源コードや電源プラグが折れ曲がったり、破損している
- 電源コードに触れると動いたり、動かなかったりする
製品の耐用期間や定期的な点検、保守の方法など詳細につきましては、お使いのベッドのメーカーまでお問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。
当ホームページではベッドを正しく安全にご利用いただくための「動画」や「パンフレット」も掲載しておりますので、そちらも併せてご確認ください。
経済産業省より、長期使用した電気製品について注意喚起が行われております。
【参考】経済産業省『製品安全ガイド』